脳の誤作動は乗っている電車が違うだけ

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ココア、入りました☺︎
ごゆっくりどうぞ。

 

はじめに

ブログにはてなスターをつけて頂きました、

アカウント様。

その方に届くことを願って、勝手ながらこの場よりお礼を申し上げます。

まだ出発して間もないブログに立ち寄って頂きありがとうございました。

伝わるブログに出来るよう、日々勉強を重ねていきたいと思います。

これからもどうぞよろしくお願い致します。    佐々木イソラ

 

 


パニック障害は、脳の誤作動によるものだと言われています。

 

この脳の誤作動という言葉に、

少し恐怖を感じられる方もいらっしゃるのではないでしょうか。

 

誤作動とは、本来は危険ではないものに反応して

神経伝達物質が必要以上に分泌されてしまっている状態のことです。

 

神経伝達物質の代表的なものに、

ノルアドレナリンセロトニンがあります。

 

ノルアドレナリンは、危険を感じた時に心拍数や血圧を上昇させます。どうしてそうするかというと、人は本当に危険があった際に、「逃げる」「対処する」といった行動を取らなければいけないからです。

すぐに動ける体の状態にするために、心拍数や血圧をあげるのですね。

 

セロトニンは、不安を落ち着かせる働きがあります。

興奮状態である体に対して、「まぁまぁ落ち着いて」と、なだめてくれる働きをします。

 

ノルアドレナリンを「火」とするならば、

セロトニンは「水」ですね。

どちらもとても大切です。

 

ノルアドレナリンセロトニンが、

なぜ発作が起こる前にうまく機能してくれないのか?

 

例えると、彼らが乗っている電車が違うからです。

ノルアドレナリンが特急に、

セロトニンが各駅停車の電車に乗っている

と想像してみてください。

 

各駅停車で特急に追いつくには時間がかかりますね。

 

でも、だからといって何も心配はいりません。

 

彼らの目的地が一緒だからです。

彼らの目的地は、あなた。

彼らはあなたを守る目的を共有しています。

 

発作が起こり、落ち着くまでどんなに長くても30分。

必ず彼らは目的地で合流し、あなたを落ち着かせます。

 

誤作動が起こるからといって、脳が機能していないというわけではありません。

 

そうは言っても、セロトニンにも特急に乗ってもらいたいところです。

その為には、セロトニンが充足していることが大切です。

 

出来る限り規則正しい生活をすること。

睡眠をしっかりとること。

バランスのよい食事をとること。

腸内環境を整えること。

運動をすること。

どれも言われ尽くしている事柄ですが、

やってみるとその大切さに気づきます。

 

私が早くに効果を感じたのが、

出来る限り規則正しい生活をすることでした。

規則正しいリズムのある生活は自律神経も整うので、

結果的に相乗効果をもたらすのかもしれません。

 

セロトニンが充足してくるのには、少し時間がかかるかもしれません。

 

その間にも、「たとえもし、ノルアドレナリンセロトニンのバランスが崩れて発作が起きようと、彼らは必ず合流する」ということを思い出してもらえたらと思います。

 

あなたの日々が、少しでも安心で包まれることを願っています。

 

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