明日がこわいあなたへ

 

 

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ココア、入りました☺︎
ごゆっくりどうぞ。

 

立ち寄っていただいてありがとうございます。

 

今、あなたはどんな気持ちでいるでしょうか。

 

明日がくることを怖がっていたりするのでしょうか。

 

私は長い間、安心できるのは眠っている時だけという

時間を過ごしてきました。

 

また怖い1日が始まってしまうから、

朝が来ることが怖かったです。

 

本もたくさん読んで実践した。

不安のコントロールも自分なりに出来るようになった。

運動もしたし、食事にも気をつけた。

薬も飲んでいる。

 

でも、いつも頭の片隅に「怖い」がちらつく。

 

綺麗なものを見て、綺麗だと思いたいだけ。
行きたい場所に行って、美味しいと思いながらごはんを食べて、おかしくて笑って、そんな普通を過ごしたいだけ。そんな夢が叶わない。

 

それがどんなに尊いものなのか、恐怖以外の全ての感情と感覚を失って初めて知りました。

 

もう2度と元の生活には戻れないかもしれない。

 

やれることなんてもう無いし、生きることをあきらめてしまいそう。

 

何度もくじけそうになりました。

 

でも、あったんです。

 

やれることはもうないと思うということは、逆を言えば、やれることをずっと探していたということ。

脳は、私があきらめかけても、探し続けてくれていたんですね。

 

そして、見つけてきてくれた。

 

それが、前回と前々回にお伝えした

セロトニンで脳を変えられるという情報でした。

 

恐怖も、ストレスも、生きている限り無くなることは

多分ありません。

 

それらを無くすことよりも、

あっても大丈夫な自分であればいい。

 

自分が変われる少しの期待と共に、

静かにセロトニン生活は始まりました。

 

そして今、私は朝がくることを楽しみにしながら眠りについています。

 

あんなに怖かった明日を、遠足があるわけでもないのに待ちわびるのです。

 

本当は薬を飲まなくても大丈夫な気がするのですが、先生にやめてはいけないと言われているので、言うことを聞いて最小限を朝にだけ飲んで、それで1日大丈夫。

 

治療の為に薬を飲み始めると、次に不安になるのは減薬時の揺り戻しですよね。

 

怖くなるような情報もきっと耳にされたことがあると思います。

だから、私からは安心の情報を。

 

私は、減薬しても何1つ揺り戻しが起こりませんでした。

 

減薬する時に少しだけ不安にはなりましたが、セロトニンがどのような仕組みで出るのか、出せるのかということを知った後だったので、自分の体を信じられたのです。

 

SSRIは、セロトニンの再取り込みを防ぐものであって、セロトニン自体を作り増やすものではありません。

セロトニンは自分で出すことが出来るものです。

 

では、何故薬を飲む必要があるのか?

 

恐怖がセロトニン神経を弱らせてしまうからです。

 

SSRIは、結果的に恐怖を和らげてくれるので、セロトニン神経が弱まるのを防ぐことが出来ます。

 

恐怖が和らげば動けます。

動けると体力が戻ります。

体力が戻れば、セロトニン生活と薬の服用を併用して、セロトニンを充足させられるループに入れます。

 

そうしているうちに、薬は確実に減らしていけます。

 

だから、薬を飲んでいることに罪悪感を感じないで。

 

治ることを焦ったりしないで。

 

明日をあきらめてしまわないで。

 

薬を減らす時がきたなら、怖がらないで飛び込んで。

 

明日を楽しみにして眠る瞬間がおとづれるのは、

突然です。

 

それは、今夜なのかもしれません。

 

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※治療には個人差があります。薬の服用や減薬、セロトニン生活の実践については、必ず主治医の先生に相談されてからにしてくださいね