パニック発作をデータにする
ココア、入りました ☺︎
ごゆっくりどうぞ。
私がパニック発作が恐かった理由は、いつどこでそれがやってくるのか分からなかったからです。
昔から、体調管理も含めて日々の記録を残しておく癖がありました。
これが後に自分を助けてくれるものになるとは知りもせずに、ひたすらにただ書くことだけを続けていました。
見返すのは1年が終わる時に、パラパラとページをめくるくらい。
ある日、たまたまページを見返していると、発作が起こりやすいタイミングに法則があることに気がつきました。
私の場合は、排卵前後や生理前後、低気圧の日、湿度の高い日、低血圧時、寒さを感じた時、睡眠不足時に症状が出やすいと分かりました。
それだけが全ての要因ではありませんが、出やすい日というものが分かれば対策が出来ます。
体を温めること、お風呂にゆっくり浸かること、ストレッチをして体をほぐすこと、歩くことなどをして、出やすいと思われる日は、いつも以上にリラックスを心がけて過ごしました。
首が温かいと安心するように感じられたので、マフラーやストールを巻いて調節することもありました。
首が温かいと絶対の確率で安心するのはなぜだろう?
調べてみると、首を温めると副交感神経が優位になるからだそうです。
私は、安心すると感じるものを積極的に探していきました。
この「なんだか分からないけど安心する」という感覚は、後に調べると体の仕組みと合致することも多く、体からの声は、あながち間違いではないと思えました。
たとえあらゆる対策をしても症状が出てしまうこともあります。
それでも、出やすい日を知っていることで、「この日を乗り越えれば大丈夫」というトンネルの出口が見えるので、必要以上に怯えることがなくなりました。
こうした自分だけのオリジナルデータは、いつ発作が起きるのか分からないと四六時中怯えなくてもよい一つの安心材料になる場合があります。
私が記録していた内容は、
・天気
・気温
・湿度
・気圧
・基礎体温
・睡眠時間
・服薬中の薬
・食事内容
・1日の出来事と体調
です。
全部書いても10分程度です。
全部を記録しなくてもかまわないし、休む日があってもかまいません。
また、症状が出やすい日が分かれば、対策が出来るというメリットはありますが、出やすい日が分かるというのも、それはそれで恐いと思われる方もいらっしゃるかもしれません。
その様な方は、決して無理はしないでくださいね。
ただ、人は対処方法が分かるものに恐怖を持ち続けることはありません。
気楽に始められる項目や、必要と思った項目を、あなたのペースで記録してみてください。
そして、時々読み返して分析してみましょう。
あなたの大丈夫な日を
増やしていってください。
あなたの記録が、あなたを守るお守りになりますように。
次の物語へ