あいくるし、パンダ

 

 

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ココア、入りました☺︎
ごゆっくりどうぞ。

 

立ち寄っていただいてありがとうございます。

 

 

まんまるでころころで、パンダは見ているだけで癒されます。

 

どうしてこんなにパンダは愛らしいのでしょうね。

 

ところで、パンダって何色なんだろう?
パンダを眺めていて思いました。
白?
黒?

白も黒もどちらも同じくらいの比率なので決められません。

 

そこに、パンダの愛らしさの答えを見つけました。

 

白も黒もあるから愛らしい。

 

白は、光とか天使とか、いいもののイメージで捉えられがちです。

黒は、闇とか悪魔とか、いけないもののイメージで捉えられがちです。

 

魔法もののお話でもよくありますよね。

 

白い魔法使いと黒い魔法使い。

 

善と悪の象徴に白と黒は使われます。

 

だから、なんとなく白だけにならないといけないような気になってしまいます。

 

光が姿を現わし、他に認知されるためには闇が必要です。

 

光の中に光は現われることができないからです。

 

星は昼には見ることができません。

 

闇が姿を現し、他に認知されるためには光が必要です。

 

闇の中に闇は現われることができないからです。

 

影は真っ暗な夜には見ることができません。

 

つまり、昼も夜もあるこの世界に現れるためには、自分の中に光(白・善)も闇(黒・悪)も必要であるということです。

 

私は他の人に見えているみたいなので、両方を持っていることになります。

 

あなたが誰かに認知されているなら、あなたは両方を持っていますよ。

あなたが誰かを認知できるなら、その誰かも両方を持っていますよ。

ということです。

 

優しい自分。優しくない自分。

嘘をつかない自分。嘘をつく自分。

誰も傷つけない自分。誰かを傷つける自分。

出来れば、優しくて、嘘もつかなくて、誰も傷つけない。

 

白だけの人間でありたい。

 

でもそれでは、この世界に存在することができません。

 

私たちは、白も黒も持ちながら生きる人間。

 

それを理解しながら、白になろうと努力をするのが人間なのですよね。

 

白と黒とを併せ持ち、日々を頑張って、たまにさぼって、いけないいけないとまた頑張る。

そうやって生きていることが、愛おしい。

 

パンダはよくお気に入りの枝を独り占めしようとけんかをしています。

その時はきっと黒パンダなんでしょう。

ぼくはなんて黒いパンダなんだ……と悩んではいません。たぶん。

 

のんびりと笹をもぐもぐして、その姿で人を癒している時は白パンダなんでしょう。

ぼくはなんて白いパンダなんだ……とかみしめてはいません。たぶん。

 

パンダは、ただ、パンダでいるだけ。

 

白と黒の自分を全肯定して。

 

白と黒が仲良くいられるように。

 

 

 

いいのいいの。

 

両方あるのがいいの。

 

両方あるから完全になるの。

 

黒い自分を嫌わないでいいんだよ。

 

当たり前にみんなあるんだから。

 

たまにはごろごろしよう?

 

自分の中に白も黒もあるんだと認めた君は、

今日からパンダの仲間入りだ。

 

歓迎するよ。

 

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