パニックでも大丈夫
ココア、入りました ☺︎
ごゆっくりどうぞ。
もしも今、パニック障害による発作に襲われ、このまま死んでしまうのではないかという恐怖に怯えているなら、安心してください。
私は8年間、このまま死んでしまうかもしれないと思うような発作を何度も起こしてきましたが、今もこうして生きています。
生きてこの文章を書いています。
主治医の先生にも尋ねてみましたが、パニック発作では死ねないとのことでした。
死なないのではなく、死ねないのです。
とは言え、発作には本当に遠慮していただきたいものです。
発作とも8年のおつきあいとなると、ある程度のつきあい方というものが分かってきました。
(私の場合は、他にも色々とあったので8年かかりましたが、そんなにかからない方もたくさんいらっしゃると思います)
脳というものは本当にすごいもので、パニック発作を起こす経験が増えれば増えるほど、「これはいつものパニック発作だな」という判断が早くなり、発作に苦しむ時間が短くなっていきます。
こちらが苦しんでいるのに、「なんだ、ただのパニックか」と、あっけなくスルーを決めるのです。
その見事なスルーっぷりといったら。
冷静すぎる脳に泣けてくるほどです。
発作って、すごく体力を使います。
脳はそれが分かっているから、そのうちに発作が起こりそうになっても、
「どうせ大丈夫なんだから、無駄な体力を使うな」
とまで言ってくるようになります。
そうして自分自身と会話しながら発作とつきあっていった結果、
今ではほとんど発作が起こらなくなりました。
パニック発作は一生続くものではありません。
だから、大丈夫です。
これから何度かに分けて、
私がパニック障害とどうやって向き合ってきたのか、知っていること、経験したことを書いていこうと思います。
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