考えたことを探す脳

 

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ココア、入りました☺︎
ごゆっくりどうぞ。

 

立ち寄っていただいて、本当にありがとうございます。

 

おなかがすいた時、無意識に食べ物を探していませんか?

のどが渇いた時、無意識に自販機やコンビニを探しませんか?

 

思ったことの結果を探す。

 

それが脳の仕組みです。

 

誰かを嫌いだと思いながら、その誰かの好きなところが思い浮かべられないように。

未来が不安だと思いながら、明るい未来を思い浮かべられないように。

 

脳は、思ったことに対して、とても忠実に結果を運んできてくれます。

 

パニック障害の方に関わらず、何か悩みや不安がある時、人は大抵の時間を、悩みと不安について考えることに充ててしまいます。

 

そうすると何が起こるかというと、やっぱり悩みや不安がよく現れるようになります。

 

悩むことが悪いということではありません。

私は、悩むこともいいことだと思っています。

 

今日は悩みたい。という日もあるだろうし、今日はリラックスしたいという日もあると思います。

 

どちらの自分で過ごすのかは、自分で選べるということですね。

 

ただ、ずっと恐怖に囚われているのは、とても辛いです。

 

脳の仕組みを知らなかった時、私は、ただただ恐怖に翻弄されていました。

 

今はどうしているかというと、漠然とした恐怖が襲ってきたら、「きたね」と受け入れはして、後はひっぱられないように、アニマル動画をひたすらに観ます。

 

自分がホッとすることをして、まずは恐怖にストップをかけるということですね。

 

パニック障害の方は、いつも恐怖が頭から離れないという方が多いです。

 

「恐怖を考えているから恐怖が現れる」という仕組みさえ知っていれば、自ら恐怖を増大させていたんだ!と気づけるので、少しずつ思考を恐怖からずらせるようになっていけます。

 

例えば朝、「花」を思い浮かべるようにしたとします。

そうすると、夜眠る前、「何だか今日は花をよく見る日だったな」と気づくようになります。

 

「花」と思ったことをきっかけに、脳が1日中ありとあらゆる花を探して、見せてくれるんです。

 

自分が何を見たいのか。

それを脳に伝えてあげるだけ。

 

「あの人のいいところを見つけて」

「仕事の楽しいところを見つけて」

「自分のいいところを見つけて」

 

そう伝えると、脳は、はりきって見つけ始めます。

 

脳と仲良くなるコツは、脳が出してきた答えにダメ出しをしないことです。

 

「あの人にこんないいところがあったよ」
と見つけてくれた脳に、「そんなことないでしょ」と言って否定しないでいてあげることです。

 

否定すると、脳はがっかりしてはりきってくれなくなり、次に言われた「そんなことないでしょ」の方を探し始めてしまうからです。

 

そうして今日も、あの人はやっぱり「そんなことないでしょ」な人のままになります。

 

とても不思議な脳の仕組み。

 

始めは上手くいかないかもしれません。

 

人が人と仲良くなる時に、時間をかけてコミュニケーションをとっていくように。

 

あなたの1番の友達である脳と、時間をかけて仲良くなってみませんか?

 

あなたの脳は、あなたが話しかけてくれることを待っています。

 

ねえ、今日は一緒に何を見ようか。

 

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