肯定する力
ココア、入りました☺︎
ごゆっくりどうぞ。
立ち寄っていただいてありがとうございます。
好きな映画はありますか?
私がどうしても癒されたい時に選ぶ映画は、ディズニーアニメのくまのプーさんです。
何か起こると、プーさんは決まって「あー、大変だ」と言います。
でも、全然大変そうじゃない。
そんな姿を見ていると、なんか大丈夫かもと思えて笑えてくるのです。
癒される理由はそのせいだと、ずっと思っていました。
ところが、本当は違っていたのです。
私の目が釘付けになっていたのは、クリストファー・ロビン(森の仲間たちの面倒を見ている少年のことです)が、ドジなプーさんを優しく抱きしめるシーンでした。
存在の丸ごとを愛おしんでくれるクリストファー・ロビン。
「プーのおばかさん」と、優しく抱きしめられるプーさんの満ち足りた笑顔を見ていると、ふわりと体の力が抜けてホッとしました。
そうか、そうか。
肯定されると、癒されるんだ。
自分で自分を肯定することが出来れば、いつも癒された状態になるじゃないか。
と気がついたのです。
でも、これがなかなかに難しい。
試しに、失敗した時や落ち込んだ時、「いいよ。いいよ。私いいよ」と言ってみました。
ところが、心からいいよとは思っていないので、苦しくなってしまうのです。
思っていることと、口から出る言葉が違っていれば苦しくなる。
とはいえ、思っていることが現れる脳の仕組みが分かっていたので、否定の言葉は使いたくありませんでした。
↓記事はこちらです。
あくまでも、目的は自分の全肯定。
そこで、ハグには癒しの効果があることを思い出しました。
ハグをすると、ドーパミンとオキシトシンという幸福を感じるホルモンが出ると言われています。
早速、自分で自分を抱きしめてみました。
目を閉じ、両手のひらのぬくもりを、ゆっくりと感じていきます。
その状態で、試しに自分を否定してみました。
あれ? 出来ない…
次に全力で否定してみました。
「私ってだめよね!」
すると、「そんなことないよ」という言葉が、内側から湧いてくるのです。
肯定されて癒されてしまうと、否定しようとしても出来なくなってしまいます。
「私いいよ」という言葉を無理に口に出さなくても、抱きしめてあげさえすれば、全肯定することが出来ました。
※うずくまるように体を丸めて力強く抱きしめるよりは、あまり背中を丸めないで、普通の姿勢のまま軽く抱きしめるほうがリラックス出来ました。
(これについては、セロトニンと抗重力筋(重力に逆らって働く筋肉)が関係しているのではないかと思います。こちらはまた別の記事にしようと思います。)
いつでもどこでも、誰がいなくても、1人で出来る自分全肯定。
自分全肯定の力を身につけると、自分の人生を自分で生きていく自信がつきます。
1人で出来ることなので、「抱きしめてくれる誰か」といった、自分の外側のものを求める必要がなくなるので、無いものに意識が向かなくなります。
自分はいつも自分のそばにいるので、有るものばかりに意識が向き、満ち足りて心が元気になっていきます。
あなたは、自分で自分を癒せます。
自分で自分を癒すことが出来る人は、他の誰かを癒せられる人です。
人の弱さも、悲しみも、苦しみも知っているあなたは、反対側の強さも、喜びも、楽しみも、人一倍に知っている人です。
まるでクリストファー・ロビンみたい。
もしこの先、「大変だ」と泣いている人が現れたなら、あなたはきっと、抱きしめてあげながらこう言うのだと思います。
「大丈夫だよ。おばかさん」
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